米国の大統領選挙がいよいあと1日後に迫ってきました。
市場はかなり警戒を強めている感じですね(^^;
アメリカ大統領選挙で共和党のトランプ候補が民主党のクリントン候補を猛追していることを受けて、
金融市場で「恐怖指数」と呼ばれ、
投資家の不安心理を映す「VIX指数」が急上昇していて、市場では投票日の8日に向けて警戒感が高まっています。NHKニュースより~
昨日は、雇用統計の発表が行われましたが、
それほど大きな動きは無かったように感じられます。
やはり、数日後の大統領選を意識してのことでしょう。
さらに、こんなコラムも見つけました▼
大統領選の不透明感が強まり3日NY市場で一時ドル円102.50付近へ円高が進み 日経平均は4日、前日比229円安の1万6905円と1万7000円を割り込んで取引を終えた。
中略~ 通常、リスク回避の円高は「内憂外患」にとどまる事が多いが、 今回の円高再燃は、
トランプ「テールリスク」覚醒という「外患」のみで円高が加速した。
英国某ブックメーカーによると、 2日、米大統領選でFBI再捜査を受けて
トランプ勝利する確率が25%から33%に上昇。 クリントン候補の勝利の確率を73%と予想した。
これでもブックメーカー上では、クリントンさんの当選確率が73%と、
圧倒的にクリントンさんが当選することを予想している訳ですが、
6月の「英国EU離脱を問う国民投票」でも、そうであったように、
この時も「残留派」のほうが「離脱派」を大幅に上回っていましたよね?
最終的には「離脱」が勝利しました。
このブックメーカーはあまり期待しない方が良いのか知れませんね(^^;
なぜここまで今回の大統領選注目されるのか?
アメリカは先進国の中でも断トツトップの国です。
トランプ氏と、ヒラリー氏では、経済そのものの見方が異なり、
どちらかと言えば、ヒラリーさんが考えている「グローバリズム」の方が、
他の先進国にとっても良い関係を保てると考えられています。
一方、トランプ氏は「米国ファースト」を掲げる人物であり、
これまでの「自由法駅」を否定し、「孤立主義」へ舵を切ろうとしている人です。
つまり、
トランプ氏が当選すれば、
それまで行われてきたアメリカの経済政策が
ガラッと変わる可能性が有るのです。
これは日本も対岸の火事で済まされるものではありません。
仮にトランプ氏が大統領に当選すれば
日本にも必ず影響を及ぼすと考えられています。
わずか数日でドル円は105円から103円台に急落!
上記はドル円の日足チャート。
ここ数日で、105.60⇒102.20まで下落しています。
(※週足最終価格は103.10円)
ドル円が102円まで下落した日は、ヒラリー氏のメール疑惑が再浮上し、
FBIが本格的に調査に乗り出したと報じられた日です。
ヒラリー氏にとっては非常にマイナスポイントとなるので、
市場は敏感に反応していますね。
トランプ氏当選なら、「100円の攻防」も割り込む可能性も有り?
今年は何かと「100円~99.80付近」が非常に意識されています。
恐らく、この付近では
政府によるETFの買い入れなどの、何らかの介入が行われていると考えられます。
仮にトランプ氏が大統領に当選すれば、
100円の攻防を割り込み、90円台を試す展開も否定できません。
では日経平均はどうでしょうか?
【日経225日足】
こちらも、17465円⇒16845まで下落しいます。
※11月5日現在
なぜ、ヒラリーさんが不利になると、
市場にネガティブな反応が起こるのかはここでは書きませんが、
トランプ氏当選なら、やはり日経平均にも影響を及ぼすと考えられます。
かろうじてラインに支えられている感じです。
最終的にヒラリーさんが勝利すると、私は見ていますが、
やはりトランプさん当選の可能性も否定できません。
「Brexitショック」の件もあるので、何とも言えませんね(^^;
いずれにせよ、
大手ヘッジファンドを初めとする
期間投資家達が色んな仕掛けをしてくることも考えられます。
今後の展開に注目したいところですね(^^
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